富士フイルムは21日、コンパクトデジタルカメラ「FinePix F300EXR」を9月4日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は4万5,000円前後。
同製品は、瞬時に被写体との距離を測定する"位相差画素"を組み込んだ「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載し、最速0.158秒で被写体にオートフォーカスを合わせる「瞬速フォーカス」を実現したコンパクトデジタルカメラ。有効画素数は1,200万画素。
レンズは、新開発のフジノン「ツインシフトレンズ」を採用。 同レンズは、2つのレンズ群を鏡胴内でスライドさせて収納することで、光学式15倍ズームでありながらコンパクトなボディを実現している。
手ブレ補正システムも刷新されており、従来からの補正対象だった細かい動きに加えて、大きくゆっくりとした動きも検知して補正する「さらにブレない 新・手ブレ補正」を搭載。超望遠撮影時や動画撮影時でも、手ブレを気にせず撮影できるとのこと。
そのほか、デジタルカメラ側で画像をグルーピングして、フジカラーの店舗やインターネットからそのままフォトブックの注文が行える「フォトブックアシスト」と、カメラを横方向や縦方向にぐるっと動かすだけで、最高で360度のパノラマ画像を自動合成する「ぐるっとパノラマ360」を搭載する。
焦点距離は35mm判換算で24mm~360mm相当、開放F値はF3.5(W) / F5.3(T)。記録メディアは約40MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHCカードに対応。サイズは、103.5(W)mm×59.2(H)mm×32.6(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ重量は約215g。