米ウォール街株価指数

今晩も米金融機関の決算が発表される。本日、オバマ大統領が署名する予定となっている金融規制改革法案が、今後の利益にどのような影響を及ぼすか不透明感が漂う中での決算発表ということもあり、市場の関心は高いと思われる。

また、株式相場上昇の牽引役であるハイテクセクターにも注目したい。アップル(AAPL.O)の好業績はアジア市場や序盤の欧州市場へも波及したことを考えれば、そのインパクトの大きさがうかがえる。今晩発表されるハイテク企業の決算内容如何で、米ウォール街株価指数の更なる上値追い、利益確定売りのどちらも考えられる。

ただ、日足チャートを見ると、レジスタンスラインで上値を抑えられていることがわかる。 仮に企業決算で米企業の好調さが確認されても、このラインで上値を抑えられ続けるようなら、再び1万ドルの水準へ向けて下落基調を強めることを示唆している。

また、フィボナッチ50.00%レベルで反落したことにも注目したい。レジスタンスラインを一時的に突破しても、この水準で再び反落するようなら、ダブルトップが意識される可能性が出てくる。

米ウォール街株価指数 日足