JR九州は8月21日と22日、「幽霊列車レストランミステリーツアー」を実施する。8月21日に公開される劇場版『怪談レストラン』を記念した夏休み企画という。ブルートレイン車両を使った行き先不明のミステリートレインを仕立てた日帰り旅行とのこと。映画に出演した「お化けギャルソン」も現れるという。

JR九州のブルートレイン車両

22日の出発式に参加する工藤綾乃さん(左)と、ツアー中のイベントに参加する「お化けギャルソン」右

ミステリートレインは博多駅を09:00頃に出発する。途中、「温泉で有名なとある駅」と「恐竜展を開催している科学館」に立ち寄り、17:10頃に博多駅に戻るという日程。列車内では怪談レストランクイズを開催して景品をプレゼントするほか、「こわーい話」で車内をひんやりさせるという。人気キャラクター「お化けギャルソン」も駆けつけてイベントを盛り上げるとのこと。

募集人員は両日とも80名、料金は大人8,000円、子供5,000円。参加者には乗車記念証が配布される。参加希望者は電話でJR九州旅行福岡団体旅行支店へ申し込む。最低催行人員は60名。22日は映画に出演した工藤綾乃さんと博多駅長による出発式を行うとのこと。

(C)2010 劇場版「怪談レストラン」製作委員会

『怪談レストラン』は1996年から刊行されている児童文学の人気シリーズ作品で、怖い話とかわいい怪物キャラクターのイラストの組み合わせが人気だったという。2009年にアニメと実写を織り交ぜたスタイルでテレビ放送され、2010年にはゲーム化も実現した。

劇場版『怪談レストラン』は、「怪談レストラン」と呼ばれるブキミな洋館がある街を舞台にした物語。死神からメールが来て呪文を返信しないと、四通目のメールが届いたときに本物の死神が現れ、連れ去られるという噂が流れ、実際に連続して失踪事件が起きる。山桜小学校6年生の大空アコの友人レイコにも死神メールが届いた。アコたちは仲間のショウとともに事件解明のために「怪談レストラン」へと向かう。そこに、怪奇現象の解明が趣味で、オリジナルの探偵七つ道具を持つ「自称怪奇探偵」天野ハルが登場する。ハルもまた、消えた妹を探していた……。8月21日(土)全国ロードショー。