カーディフ損害保険は20日、日本初となる、金融機関の預金額に保険金が連動する預金付帯のガン保険を開発し、北都銀行で販売される定期預金商品(商品名 : ガン保障付定期預金)の預金者に保障の提供を開始したと発表した。

銀行などの定期預金については、低金利が続く中、元本保証機能を含め安全性を重視して選好される傾向が強まっており、預金を行う目的としては「病気への備え」や「老後の備え」が最も多くあげられる状況にある。特に、日本人の死亡原因第1位であるがんについては、「死や再発といったリスクよりも、負担が重くなる治療費に強く不安を感じている」(カーディフ損害保険)。

カーディフ損保では、安全かつ安心な資金を確保する手段としての預金に対するニーズが高まる中、「定期預金の提供する安心機能をさらに強化する観点から、大事な預金を取り崩すことなく保障が得られる預金付帯のガン保険の開発に至った」。

カーディフ損保が開発した「ガン保障付定期預金」では、預け入れた定期預金の半額分が保険金として支払われる。その結果、預金者の資金が、支払われる保険金と合わせて1.5倍に増える。

保障開始以後に生まれて初めてガンに罹患し、診断確定後90日を超えて入院した場合

保険料の支払いは、全て銀行など金融機関の負担になり、預金者に保険料の負担はない。ただし、定期預金には利息は付かない仕組みとなっている。

なお、同商品は、預金を取り扱う銀行などの金融機関を保険契約者とし、ガン保障付定期預金の預金者を被保険者とする団体保険契約になる。