国立国会図書館は20日、出版物の全文テキスト検索に関する実証実験の開始を発表した。デジタル出版データの利活用を目的としたもので、出版社や印刷会社にもデータ提供などでの実験参加を呼びかけている。実験期間は平成23年3月まで。

本実証実験は、統合的な全文テキスト検索に関する技術的課題の検証を目的に実施。出版物やデジタル出版データからのテキストデータ抽出、その汎用フォーマット化といったテキストデータの作成、テキストデータの検索や表示、API機能などを検証する。デジタル出版データについては、賛同企業から版下データや電子書籍などの提供を求めていく。なお、参加企業には、抽出したテキストデータの引き渡しも可能としている。

全文テキスト化実証実験の概要

実施期間は、平成22年7月から同23年3月まで。実験および参加申込みに関する詳細はこちらを参照のこと。