今週はNVIDIAから新GPUが発表された。やはり新GPUとか新チップセットだのは店頭が賑わう。ボーナス後ということもあるかもしれないが、全般に、比較的高い商品もよく売れているようだ。また今週は冷却関連の新商品も多かった。いよいよ梅雨が明けたので、強化するのも悪くないだろう。

400シリーズが2万円台前半で

NVIDIAの新GPU「GeForce GTX 460」を搭載するグラフィックスカードが、各社より一斉に発売された。これまで、400シリーズにはGTX 480/470/465という3種類のGPUがラインナップしていたが、GTX 460は数字通り、これらの下に追加されるもの。これで400シリーズが2万円台前半まで降りてきて、だいぶ買いやすくなった。

各社のGeForce GTX 460搭載モデルが店頭に並んだ(TWO TOP秋葉原本店)

リファレンスの仕様は以下の通り(メモリ構成により2種類存在する)。リファレンスに準拠したモデルが多いが、一部では、オーバークロックモデルや、オリジナルクーラー搭載モデルも見られた。

CUDA Core(SP) 336基
コアクロック 675MHz
シェーダクロック 1350MHz
搭載メモリ 1GB GDDR5 768MB GDDR5
メモリクロック 1800MHz
メモリバス幅 256bit 192bit
最大消費電力 160W 150W

今回、店頭で確認できたのは、9社15種類の製品。価格帯は以下の通りだ。またこのほか、クレバリー1号店ではショップオリジナルモデルを19,800円で販売していた。

メーカー メモリ OC 価格
ELSA 768MB 26,000円前後
EVGA 768MB 23,000円前後
GALAXY 768MB 700MHz 21,000円前後
1GB 700MHz 26,000円~27,000円前後
InnoVISION 768MB 22,000円前後
768MB 750MHz 23,000円前後
Leadtek 768MB 21,000円~22,000円前後
MSI 768MB 725MHz 21,000円~22,000円前後
Palit 768MB 19,980円(ドスパラ)
1GB 700MHz 23,980円(同)
1GB 800MHz 24,980円(同)
ZOTAC 768MB 21,000円前後
1GB 26,000円前後
玄人志向 768MB 20,000円前後
1GB 24,000円前後

MSIの「N460GTX Cyclone OC」。オリジナルクーラーにより15.7%の静音化

Palitの最上位モデルは800MHzと高速。こちらも好調で取材時には完売

GALAXYの1GBモデル。GALAXYの製品は今回もファンが取り外せる

InnoVISIONのオーバークロックモデル。こちらも750MHzと高速だ

ELSA製(768MBモデル)

Leadtek製(768MBモデル)

ZOTAC製(1GBモデル)

玄人志向製(1GBモデル)

EVGA製(768MBモデル)

クレバリーオリジナル

価格はご覧の通り2万円台前半が中心となっており、一部では2万円割れも。売れ行きは概ね好調で、オーバークロック/オリジナルクーラー仕様なのに安いMSI製やGALAXY製が売れているというショップの声も聞けた。上位モデルGTX 465の価格帯は現在2万円台後半~3万円台前半。モデルによっては2万円台半ばで交錯しており、このあたりだとどちらを買うべきか悩むところだ。