7月16日まで東京ビッグサイトで開催される、移動体通信関連の総合展示会「ワイヤレスジャパン2010」。同展示会で富士通は、センサーを使った独自サービスを展示したほか、そのサービスを実現するための通信技術としてLTEなどを紹介していた。

同社ブースでは、センサーを使ったサービスを体験できるデモとして、ウォーキングフォームを診断できるコーナーを用意。これは、携帯電話を腰に装着して歩くだけで、加速度センサーなどを使ってウォーキングのフォームを調べてくれるというもので、今後、サービスを提供する予定。

また、現在提供中のサービスとして、ゴルフのスイングフォーム診断サービスのデモコーナーも設置されていた。

ウォーキングフォーム診断のデモ。腰の後ろに携帯電話を装着している

ゴルフスィング診断も腰の後ろに携帯を装着。こちらはすでにサービスを展開している

このほか健康分野向けとして、現在提供中のロケーションレーダーやパルスチェッカーのほか、運動時脈拍計を展示。パルスチェッカーでは指にカメラを当てて、血流をチェックすることが可能。運動時脈拍計は、耳たぶにクリップを取り付けるため、動いている時にも脈拍が測ることができる。

運動時脈拍計のデモ。平均脈拍、平均運動強度、消費カロリーなどがが測定できるようになる予定

ブース内には基地局に設置するLTEソリューションを展示

このほか、富士通研究所と富士通セミコンダクターが開発した3Dで車の周囲画像をモニタリングできる「全周囲立体モニタシステム」、神奈川県・川崎市内を走行する検証車とリアルタイムの動画中継によりLTEを使ったソリューションの実例の展示を行っていた。

LTEを使って、実際に川崎市内を走行している車からのライブ映像を配信するデモを実施