AGA対策プロジェクトはこのほど、社会人男性の薄毛に対する意識調査の結果を公表した。薄毛男性の多くが頭髪のことを気にしており、心理面にも影響を与える実態が明らかになった。
意識調査は、同プロジェクトの発起メンバーで、日本臨床毛髪学会理事長の倉田荘太郎氏(くらた医院院長)監修の下、全国の20~40代の社会人男性1,200人(内訳は薄毛を認識している人・認識していない人が600人ずつ)を対象に実施した。
これによると、薄毛を認識している600人のうち、「薄毛が気になる」と答えたのは504人。このうち、薄くなる前後の行動が「とくに何も変わらない」と答えたのは154人に過ぎず、薄毛を気にする男性の69.4%が「薄毛が行動に影響した」と考えていることが明らかになった。具体的には「頭(髪の毛)の話をしない」「鏡を見たくない」「床屋・美容院に行きたくない」の意見が上位を占め、心理面にネガティブな影響を与えることをうかがわせた。
「もし昔の自分(薄毛になる前)に戻れるとしたら、今の状態(薄毛)にならないために、あなたは薄毛予防・改善策を試してみたいと思いますか?」(出典:AGA対策プロジェクト「髪の毛に関するアンケート」) |
「将来、あなたは薄毛になってしまう運命だとします。薄毛が治る方法があるとしたら、あなたはどうしますか?」(出典:AGA対策プロジェクト「髪の毛に関するアンケート」) |
また、薄毛の男性600人の約9割が「昔の自分に戻れるなら、薄毛予防・改善策を試したい」と回答。一方、認識していない男性600人に「将来、薄毛になる運命だとします。直る方法があるとしたらどうしますか?」と尋ねたところ、「試してみたい」と答えた人が7割近くを占めた。このことから、薄毛と認識している・いないにかかわらず、世の男性の多くが、頭髪を気にしている現状が浮き彫りになった。