ヤマハは、トッププレーヤー/クリエイターによるトーク&ライブ、ヤマハプロダクトスペシャリストによるハンズオンなどが行われるスペシャル音楽イベント「Yamaha & Steinberg EXPO 2010 」を、2010年2月にリニューアルされたばかりの新・ヤマハ銀座ビルにて開催した。最新のヤマハ製デジタル楽器やスタインバーグの音楽制作ソリューションが体感できる本イベントの模様を、早速お届けしていこう。

大阪では、7月17日に大阪ビジネスパークにて開催される

会場の地下2Fにあるスタジオスペースには、 サブステージおよびハンズオン展示コーナーが設けられており、スタインバーグの最新機器を試奏・体験可能になっていた。さらに、プロのライブシーンでも活躍するミュージックプロダクション・シンセサイザー「MOTIF XS6/7/8」や、ステージピアノ「CP1/CP5/CP50」など、数多くのヤマハ製品が試奏可能な状態でラインナップされており、来場者は自分自身の指と耳で各楽器の感触やサウンドを確かめていた。そのほか、会場内の中央に設けられたサブステージでは、初心者向けセミナーや「Cubase 5.5」および「CI2+」を使った最新の音楽制作環境のデモンストレーションなども展開された。

会場では、MOTIF XS6/7/8、MO8/MO6、MM8/MM6、S90 XS、S70XS、CP1/CP5/CP50、TENORI-ONといったヤマハの最新シンセサイザーやステージキーボードが豊富に展示され、気軽に演奏を楽しめるようになっていた

音楽制作コーナーでは、8月2日に発売を控えるオーディオインタフェースとソフトウェアのパッケージ「CI1」と「CI2+」同社最新の音楽制作ソフトウェア「Cubase 5.5」「Nuendo 5」なども展示。いち早くそのサウンドや操作性を体感することができた。さらに、まだ国内での正式発表がなされていない、オールラウンドタイプのワークステーション「HALion Sonic」も登場し、多くの来場者からの注目を集めてた。

「HALion Sonic」(写真左)は、ヤマハのMOTIFシリーズから厳選された高品位かつ大量のサウンドライブラリを搭載したソフトウェア音源。最新バージョンでは新たに、「HALion 4」ベースのサウンドエンジンを採用し、さらなるクオリティーとパフォーマンスを実現した

一方、会場7Fホールのメインステージでは、新人アーティスト・Purple Daysのシンセサイザートーク&ライブをはじめ、YUKI、Superfly、ゆずなどを手がける音楽プロデューサー蔦谷好位置氏と大島崇敬氏(OMFACTORY)によるCubaseトークショー、トラック・メイカー、DJとして活動する江夏正晃氏のCubaseセミナー、各界で活躍するミュージシャン向谷実氏、福田裕彦氏によるステージピアノトーク&ライブなど、貴重なイベントが数多く実施されており、多くの来場者で盛り上がりをみせた。

会場では、一線で活躍するクリエイターならではのトーク&ライブなどが行われており、ここでしか聞けないシンセサイザーやソフトウェアの活用テクニックや貴重な制作秘話なども公開されていた

なお、イベント会場の模様は、バックステージに設けられた専用の特設ブースから、USTREAMをサービス活用しリアルタイムにインターネットライブ中継された。さらに、ユーザーからのTwitterを介したフィードバックなども参考に、回線状況や演目内容などにより音質や音量などを微調整するなど、楽器メーカーならではの音声への配慮も行われていた。

本イベントとしては初の試みとなるUSTREAMによるネット中継も実施。会場の様子がリアルタイムに試聴できるため、場所や時間の都合でイベントに参加できずに悔しい思いをしていたユーザーには非常に嬉しいサービス。今後もぜひ継続的な実施を期待したい