ソニーは15日、エントリークラスのSACD/CDプレーヤー「SCD-XE800」を発表した。8月21日発売で、価格は3万7,800円。同社の銀座ショールーム、ソニーストア大阪/名古屋で、16日より先行展示が行われる。
SCD-XE800は、エントリークラスのSACD/CDプレーヤーではあるが、上位機種である「SCD-XA5400ES」の基本設計を受け継いだ、サウンドクオリティの高さを特徴とする製品。もちろん、価格帯の異なる製品なので、完全に同じ部品が使用されているというわけではないが、SCD-XA5400ESと同等のメカブロックやハイプレシジョンデジタルサーボ、スーパーオーディオD/Aコンバーターを採用。さらに部品や信号パターンの配置などにも、上位機種のノウハウを注ぎ込むことで、SCD-XA5400ESと同レベルのサウンドを実現している。
SCD-XA5400ESとの機能面での大きな差は、SCD-XE800が、SACDのマルチチャンネル再生に対応しておらず、ステレオ再生に特化したモデルとなっている点。また、出力も、HDMIやバランス端子は装備されておらず、光/同軸デジタルと、ステレオのアナログのみとなる。
SACD再生時の再生周波数範囲は2Hz~100kHz、周波数特性は2Hz~40kHz(-3dB)、ダイナミックレンジは100dB以上、全高調波歪率は0.0035%以下。