8月21日公開のアニメーション映画『Colorful(カラフル)』の完成披露試写会が14日、都内の中学校で行われ、冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈、麻生久美子らキャスト陣が出席した。
『Colorful(カラフル)』は、直木賞作家・森絵都の同名小説をアニメーション映画化した作品で、自殺した中学三年生の小林真の身体に"ぼく"という魂が宿ることで再生し、周りとの関係が少しずつ変化していき、大切な事に気付かされていくというストーリー。主演の冨澤が『河童のクゥと夏休み』に続いて原恵一監督作に2度目の出演。宮崎あおい、南明奈、麻生久美子らが声優として脇を固める。
この日は、主人公の小林真と同世代の中学生を対象にした特別試写会を実施。映画を観終えたばかりの中学生300人を前に舞台挨拶を行った。冨澤は「声が高いせいか声を低くしなくてはならず大変でした」と撮影を振り返り、演じたキャラクターについては「小林君と合っているところが少なくて、小林君の気持ちになるのに凄い時間掛かりました」と話した。
真のクラスメートである晶子を演じた宮崎は「中学生活は本当に大事。この作品を観て自分に出来ることは沢山あるんだと感じてもらえたら嬉しいです」と中学生にエールを送った。さらに「原作は私がお母さんになったら子供に読んで欲しい作品です。出演のお話をいただいた時は凄く嬉しかったですけど、プレッシャーも感じました」と打ち明け、「(晶子がかけている)アラレちゃんのようなメガネをかけて演じました。彼女の世界を感じることが出来ると思って。でも声優は大変ですね(笑)」と語っていた。