金融先物取引業協会は14日、店頭外国為替証拠金取引(FX)の2010年6月の取引高と売建玉・買建玉の月末残高の速報値を発表した。
2010年6月の速報値は、金融先物取引業協会の参加会員57社からのデータをもとにしている。これによると、2010年6月の全通貨ペアの円建て取引金額は、前月比37.0%減の206兆3,920億円だった。
また、2010年6月末の売建玉は前月末比22.4%減の5,173億円、同買建玉は同28.2%増の2兆4,205億円。円売建玉から円買建玉を差し引いたネットの円の売建額である「円キャリー額」は、同59.3%増の1兆8,825億円だった。
なお、上記速報値のデータを提供した57社による2009年度第4四半期(2010年1月~3月)の全会員(店頭外国為替証拠金取引の実績のあった会員は91社)の取引金額に対する割合は、98.78%、同じく建玉に対する割合は96.17%だった。