東京証券取引所は14日、モバイル向けミドルウェアソリューションを提供するアクロディアの株式(コード : 3823、市場区分 : マザーズ)について、監理銘柄(確認中)に指定することにしたと発表した。

監理銘柄(確認中)指定期間は、2010年7月14日から、東京証券取引所が上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで。

監理銘柄(確認中)指定理由は、「有価証券上場規程施行規則第605条第1項第13号a(四半期報告書について、金融商品取引法第24条の4の7第1項に定める期間の最終日までに内閣総理大臣等に提出できる見込みのない旨の開示を、当該最終日までに行っているとき)に該当するため」(東証)としている。

東証によると、アクロディアは14日、四半期報告書の法定提出期限(2010年7月15日)までに四半期報告書を提出できる見込みのない旨の開示を行ったという。

同社が、四半期報告書を法定提出期間の経過後1カ月以内(2010年8月15日まで)に内閣総理大臣等に提出しなかった場合、有価証券上場規程第603条第1項第6号(関連規則は同規程第601条第1項第10号(有価証券報告書又は四半期報告書の提出遅延))に基づき、同社株式は上場廃止となる。

今回東証では、同社株式について、監理銘柄(確認中)に指定し、「上場廃止となるおそれがあることを投資者に対して注意喚起する」としている。