日本HPは、OSにWindows Home Serverを搭載した家庭向けサーバ「HP MediaSmart Server EX490」(以下、MediaSmart Server)を発表した。7月23日より同社直販サイト「HP Directplus」のみで販売され、価格は49,980円。
MediaSmart Serverには、最大10クライアントまで接続可能で、WindowsとMacの混在環境でもデータ共有が行える。HP独自のさまざなソフトが搭載されており、「HP Media Collector」では、自動的にPC内のファイル(写真、音楽、ビデオ)を検知し、MediaSmart Serverにコピーする。整理方法も、日付順、フォルダ順、アーティスト・アルバム順などを選択できる。
「HP Video Converter」では、PSP、iPhone、iPod Touch、Xbox 360、PlayStation 3などのデバイスにあわせてビデオファイルを自動コンバートしてくれるため、好みの機器でビデオを楽しめる。また、MediaSmart Serverに接続されたPCにiTunesをインストールすると、自動的にサーバ内のコンテンツがiTunesで認識される。
そのほか、「HP Media Streamer」では、MediaSmart Serverから音楽や写真、動画を配信でき、対応デバイスでストリーミング視聴が行える。
バック機能も備え、指定時間ごとにフルバックアップや差分バックアップが行えるほか、iTuneサーバとして利用することも可能だ。3.5インチ用HDDトレイを4つ装備しているほか(標準で1つ利用)、USBやeSATAポートもあるので、必要に応じてHDDの増設も可能だ。
クライアントの対応OSはWindows XP/Vista/7、Windows XP Media Center Edition 2004 SP2以降、Mac OS X 10.5以上、Linux。
おもな仕様は、CPUがIntel Celeron 450(2.2GHz)、メモリが2GB(DDR2)、ストレージがSATA HDD 1TB(7,200rpm)、インタフェースは、USB 2.0×4、eSATA×1、ギガビット対応有線LAN。外形寸法/重量は、約W140×H250×D230mm/約4.92kg。