「仕事も充実しているし、友達もいる。別に結婚なんて……」という人は多い。でもふとした瞬間に「結婚したいな」と感じたことがある人は多いのでは。結婚相談所のサンマリエが、結婚したいと思う瞬間についてのアンケート調査を行っている。

調査は、昨年12月10日から今年1月16日に、サンマリエ会員を対象に実施。男女合わせて342人から回答があった。質問は『結婚したいな』と思うときは、どんなとき?」。回答をパターン別に紹介する。

まずは、周囲の家族の様子を見聞きしたとき。「このままひとりもいいかなぁ。なんて負け惜しみを言いつつ、自分より若い人が子どもを連れて歩いている姿を見ると私も結婚して子どもがほしい!と思う」(30歳)、「外出先で楽しそうにしているカップルや家族連れを見たとき」(31歳)、「『妻の看護で1日休み』と他の社員の欠席理由を聞いたとき」(49歳)といった回答があった。

日常のふとした瞬間に「1人」を感じ、結婚願望が募ることもある。「夜遅くに仕事から帰り、だれもいない家に着いたとき。だれも『おかえり』とは言ってくれず、ひとり寂しくご飯を食べ、お風呂に入り歯を磨いて寝るだけです」(26歳)や「ひとりで家に帰り、見もしないテレビをつけて、パソコンをいじっているとき」(38歳)など。

辛いときや苦しいときに結婚の必要性を感じる人も多いようだ。「自分自身が肉体的・精神的に弱っているとき。親や友人に話せない話があるとき」(41歳)。「職場でつらいことがあったときも、家族や友人に話せないことが結構あり、結婚していたら……と思うこともしばしば」(34歳)。

さらには、将来の生活への不安から結婚の必要性を感じるというコメントも目立った。「家やマンションの購入に伴う長期ローンの期間や、生まれてくる子どもの成人時の年齢などを考えるとそろそろかなと思ってしまう」(33歳)、「不景気でこの先ひとりで食べていけるか不安になったとき。2人なら、どちらかがコケてもなんとかやっていけるかもしれない。病気になったときにも『長期入院になったら……』と思うと、共同生活をするほうが生き延びやすいのかなと思います」(44歳)など、かなり現実的に結婚へのイメージを描いている。