"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回は夫婦のデートがテーマ。「今さら妻とデートしたって……」という夫もいそうだが、「もっと夫婦水入らずの時間を」という妻は多いようだ。妻が理想とするデートの頻度は? そして現実は?
夫婦のデートについて調査したのは、損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険。全国の20~50代のサラリーマン世帯の主婦500人を対象に行った「2010年夏のボーナスと家計の実態調査」のなかで、夫婦のデート回数の理想と現実について聞いている。
夫婦間の月平均デート回数を聞いたところ、もっとも多かった回答は「0回」(51.6%)。夫婦の2組に1組は月に一度もデートに出かけていないことになる。「0回」以外では「1回」(11.0%)が一番多かったが、「6回以上」の"ラブラブ夫婦"も8.0%いた。平均は「月1.7回」。
一方、妻たちが理想とするデートの頻度を聞いたところ、平均は「月2.2回」。現実の「月1.7回」とはギャップがある。子育てに忙しいなどの理由もあってか「0回」という回答が27.6%あったが、逆にいうと妻の7割以上は月1以上のペースで夫とデートしたいと考えていることがわかる。内訳をみると、もっとも多かったのは「1回」の23.0%。以下「2回」(14.0%)、「4回」(13.2%)、「3回」(8.0%)、「6回以上」(8.0%)、「5回」(6.2%)と続いた。
ちなみにだが、アメリカンホーム保険が、夫婦の晩酌について調査をしている(※)。これによると、1週間に1回以上夫婦で晩酌すると回答した妻は41.8%。毎日と答えた人も12.5%いる。子どもが小さいなどの理由で、2人だけで外に出かけるのは無理……という夫婦は晩酌で"おうちデート"を楽しむのがいいかもしれない。
※30~49歳の、結婚してから5年以上経っている既婚男女を対象に実施した「結婚生活における夫婦間コミュニケーションに関する調査」(7月5日発表)。有効回答サンプル男性500人、女性500人。