こんにちは。一日3時間をニコニコ動画に費やすダメ社会人、山田井ユウキです。

今日もさっそく最近流行の動画や埋もれている良動画を独断と偏見で皆さんに紹介していこうと思います。選ぶ基準はただ一つ、僕の趣味です!

・「勝手に『ニコニコ動画』案内」のバックナンバーはこちら
・2010年2月5日以降の記事はこちら

今回ご紹介するのは「文字を読む動画」というジャンル。読んで字の如くひたすら文字を読んでいくだけの動画であり、動画というよりもブログなどを読んでいる感覚に近いのが特徴です。

中でももっとも多いのは2ちゃんねるのスレッドを編集してBGMと共に流していくタイプの動画であり、ネタあり感動ものありと、その内容は多岐にわたります。

動画の性質上、かなり長い動画が多いので、今回は各動画の内容や見所を簡単に説明しながらご紹介していくことにします。紹介文で興味を持ったら、ぜひ再生してみてください。

まずは「文字を読む動画」タグで現在最高の再生数を誇るこちらの動画から。


2ちゃんねるでは秀逸だった書き込みを「コピペ」と呼び、以降は定型文として使われるようになることがあります。そんな秀逸な「コピペ」を軽快なBGMと共に紹介していく動画。「笑えるコピペ」にジャンルを絞っているので気分が落ち込んだときなどに見るといいかもしれません。


歴史上の偉人たちが残した名言集の中から、ポジティブな内容のものを中心にセレクトして紹介していく動画。偉人の肖像画や写真も表示されるのでわかりやすく、またBGMもゆったりとしていて癒されます。これを読んでまた明日から学業や仕事に勤しみたいものですね。


逆にネガティブな名言集を集めた動画も投稿されています。たとえばフラれたときにあえて失恋ソングを聴くことで気持ちを上向きにするように、ひどく落ち込んでいるときなどはこうしたネガティブな言葉に触れることで得るものがあるかもしれません。美しくもどこか暗い旋律と共にじっくりとご覧ください。


動画と同タイトルのスレッドが、ある日2ちゃんねるに立てられました。スレ主によると、仏壇の掃除をしていたときに偶然見つけた1枚の古文書に、先祖にまつわる恐ろしい事実が記されていたというのです。真実はどこにあるのか。2ちゃんねらーによる古文書解明の過程をお楽しみください。なお、初回はコメントを非表示にしてからご覧いただくことを推奨します。


やはり夏なので怖い話もご紹介しなければいけませんね。ただ怖い話というのもなんなので、「意味がわかると怖いコピペ」をご紹介します。一瞬、「ん?」という感じでスルーしそうになるのですが、しかしここで紹介されている話についてじっくり考えてみてください。そこに隠された真意を見抜くことができるでしょうか。


怖くなってしまったところで、逆に怖い話を華麗に撃退する動画もご紹介しておきましょう。定番の怖い話に対して、どんな風にオチをつけていくのか……ご期待ください。


外国人にとって日本の文化には新鮮で刺激的。でもその感覚も長く滞在するうちに少しずつ薄れていき、次第に日本に馴染んでいきます。そしてある日、何気なくとった自分の行動にハッと気づくのです。「日本に長くいすぎた!」と。そんな日常のちょっとした瞬間を切り取ったジョーク集を、テンポよく編集した動画です。

そして最後は今回の一押し。


地球に宇宙人が攻め込んできて戦争が始まり、追いつめられた人類が最後の戦いを挑む。そんな中で、有名人がどんな言葉を残すのか──という想像力あふれる書き込みが集まった2ちゃんねるのスレッドを編集した動画。有名人たちのお馴染みの名言をうまくそれっぽくアレンジした元スレッドの書き込みが上手いのはもちろんですが、その編集力の高さで動画ならではの良さを引き出した傑作と言えるでしょう。16分とやや長い動画ですが、一度見始めたら結末を見届けずにはいられないはず。

以上、「文字を読む動画」のご紹介でした。

ニコニコ動画以前からブログ等で親しまれていた「文字」や「文章」をこうした形で再構築するという新たな表現は、今後ますます盛り上がりを見せていきそうです。

勝手エヴァンジェリスト・山田井ユウキ

1980年生まれ。レビューサイト「カフェオレ・ライター」で、映画、漫画、ゲームなどを独自視点からレビューする他、「builder by ZDNet Japan」「ハリウッドチャンネル」など各種媒体で記事を連載中。どんなに忙しくても一日数時間ニコニコ動画に費やすという、社会人としてあるまじき生活を謳歌中。好きな動画ジャンルはゲーム実況、ボカロ、他エンタメ系全般。

(タイトルイラスト:3P3P) ※本コラムで紹介している動画は、作者やサイトなどの都合により削除されることもあります。あらかじめご了承ください。