多摩美術大学とサミット・グローバル・ジャパンと横浜美術館は8月7日より、Polaroidの日本上陸50周年を記念し、写真展『126POLAROID - さよならからの出会い -』を開催する。2010年8月29日まで。入場は無料。

(C)Daido Moriyama

今回の写真展では、再生産が決定したポラロイドフィルムをテーマに、森山大道ら日本を代表する写真家から、芸術家、著名人、学生など126名の作家によるポラロイドフィルム作品の展示と横浜美術館が所蔵する大判のポラロイド作品の特別展示を行う。

同展の発起人である、多摩美術大学 教授の萩原朔美氏は「本展は、2008年のポラロイドフィルム生産中止を受けて企画されたものです。ポラロイドフィルム独特のボリュウム感、淡い色彩、画像出現の期待時間、掌サイズ、書き込み自由な白い額縁、メカニカルなシャッター音、夢の中のような解像度、可愛いぼけ味、加工可能なフィルムベースなどに強い愛着を感じる人が多く、沢山のかたの参加を得ました。(中略)2009年にフィルムの再生産が決定したのを受けて、本展もタイトルを変更しました。さようなら、から始まって、こんにちは、で終わる。なにか、子供の出産にでも立ち会ったかのようで嬉しいかぎりです」と話している。

なお、同展で展示された作品の中で掲載許可がおりたものをメインに、写真展と同名称の写真集が会期内に出版される。