三井住友銀行は8日、日本銀行の「成長基盤強化を支援するための資金供給」に対応した融資ファンドを、7月中をめどに設定する予定であると発表した。
三井住友銀行では、今回の日銀の資金供給の趣旨を踏まえ、同行のノウハウと情報提供力を十分に発揮できる重点分野を選定し、最大限有効に活用していくとしている。
具体的には、環境配慮経営や環境事業を進めている企業への支援を実施する「環境設備/環境配慮企業支援ファンド(仮称)」(総額500億円)と、中国に今後進出する、あるいは事業拡大を検討する企業への支援を実施する「中国事業支援ファンド(仮称)」(総額500億円)の2つの融資ファンドを、7月中をめどに設定する。
三井住友銀行では、「日本銀行の資金供給上限である1,500億円を有効に活用し、上記以外の分野においても、成長基盤強化に向けて、企業の活動を支援していく」としている。