6日、オーストラリア発のセキュリティソフトブランド「PC Tools」を世界に送り出すPC Tools Technology Pty Ltd.(以降PC Tools)が、"SoftBank SELECTION"ブランドにて各種パッケージソフトを販売するBBソフトサービスとの提携を発表、日本の小売市場に本格的に参入する。
提携第一弾として、統合セキュリティソフト「PC Tools Internet Security」を「SoftBank SELECTION」ブランドとして「PC Tools Internet Security 1年版1台用」(価格1,980円/更新料173円)、「PC Tools Internet Security 1年版2台用」(価格3,980円/更新料347円)発売。ソフトバンクセレクションのWebサイトから直接購入できる。対応OSは、Windows XP(SP2) / Vista(SP1 32/64ビット) / 7(32/64ビット)。
PC Toolsは、オーストラリアはシドニーに本拠地を構えるセキュリティーソリューションベンダーで、日本での知名度は他のコンペティターに譲るものの、同社がリリースした「Spyware Doctor」は様々な賞を受賞するなど海外での活躍は枚挙に暇がない。そのPC Toolsが日本の小売市場へ参入する。
「我々は、強力で堅牢なセキュリティ製品をお買い求めいただきやすい価格で提供します。IT先進国日本に住まうあまねく人々を、悪意ある者たちの脅威に臆することなく、ショッピングなどインターネットで味わえる喜びを感じて欲しいのです」とPC Toolsワールドワイドセールス担当取締役ロバート・ウースターゲトル氏は語り、その意味において幅広い販売チャネルを持つBBソフトサービスとのパートナーシップを結んだという。
日本小売市場に投入された製品は、アンチウイルスソフトウェアの第三者評価機関AV.TESTでも高い評価を博している「Internet Security」。BBソフトサービスが日本向けにカスタマイズを行っており、最先端のマルチレイヤー方式を利用した行動検出、新しい省電力モード、アイドルモード、ゲームモードなどにより最小限の遮断で最大限の防御を提供する。
同社上級主席ソフトウェアエンジニアのロルフ・レパシ氏は、「Internet Securityは、精度の高い技術に加え強力な防御機能、そして柔軟性を兼ね備えたセキュリティソフトウェアです。なかでも"マルチレイヤー・アプローチ"という手法を用いてユーザーを悪意ある者たちからお守りします」と説明する。
昨今のセキュリティソフトのメインストリームとなりつつある"振る舞いによる検知"、"レピュテーション技術の採用"、そして蓄積によって効果を発揮する"シグネチャーベースの検知"をバランス良くミックスしているとする。また、「本製品ではセキュリティレベルを自在にカスタマイズすることが可能となっており、様々なユーザーのニーズに応えられるよう工夫しています」とロルフ氏は言葉を添え、自身も一番気に入っている機能だとする。