デジタル一眼レフカメラ「D3S」。特別な改良を加えていない市販製品と同じものが、2010年4月5日に打ち上げられたスペースシャトル「ディスカバリー」によって宇宙に運ばれているという

ニコンは8日、米国・航空宇宙局(NASA)から発注を受け、現在国際宇宙ステーション (ISS)内の撮影記録機材として使用されているニコンのデジタル一眼レフカメラ「D3S」と交換レンズ「NIKKOR(ニッコール)」が宇宙で捉えた最新の画像を公開した。

公開された画像は、ISSに常駐しているD3SやNIKKORレンズ、スピードライト等のアクセサリー類によって撮影されたもの。これまでニコン機材で撮影された写真は、70万枚以上におよぶが、その中から宇宙ならではの風景を捉えた貴重な画像や、宇宙空間のような低光量下であっても、ノイズの影響を最低限に抑えることができるD3Sならではの撮影画像などを公開するという。画像はこちらで確認可能となっている。