本田技研工業は、取り回しの良いコンパクトなボディサイズと、広い室内空間を両立させた、新型コンパクトワゴン「フリード スパイク」を7月9日より発売する。価格は、159万8,000円から246万8,000円。ボディカラーは、新色クールターコイズ・メタリックを含む全7色。

フリード スパイク Gエアロ ※プレミアムホワイト・パール

フリード スパイクは、「可能性搭載コンパクト」をキーワードにした、コンパクトミニバン「フリード」のパッケージ技術を活して、使い勝手のよい荷室を備えたモデル。車名の由来は、「Free(自由な)+do(行動する)」という意味のFREEDをベースに、スパイクシューズのような「タフで機能的、遊び心のあるクルマ」という意味合いを込めたという。

ゆとりのある室内空間を備えつつ、全長4,210mm、全幅1,695mm、全高1,715mmとコンパクトなサイズで、小回りのきく運転を可能にした。2,740mmのロングホイールベースと広い室内空間を確保しつつ、メカニズムのコンパクト化などにより充分なタイヤ切れ角を確保し、最小回転半径5.2mの取り回し性を実現したという。

薄型燃料タンクを後席下に配置し床下構造を工夫することで、低くフラットなフロアを実現。乗り降りがしやすいように、後席の床面地上高を低く設定した。600mm大開口のリア両側スライドドアを採用している。荷室空間は、前後に180度回転させることでフロア高を変えられる「反転フロアボード」を採用。反転フロアボードは、樹脂材とアルミ材を使用することで、軽量でありながら高強度を実現した。さらに、ビルトインテーブルや、小物の収納に便利なリアサイドポケットやタイヤハウスに設けたサイドライニングトレイ、荷物の固定に便利なタイダウンフックなどを備える。

インテリアは、ブラック内装を採用。インテリアパネルをチタン調に加飾し、ドアライニングにソフトな感触の表皮を採用した。ブルー照明のメーターや運転席と助手席のドリンクホルダーにはリング照明を備えた。

パワートレインは、1.5L i-VTECエンジンを採用し、16.4km/Lの燃費性能を実現。環境性能は、全タイプで国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得。FF車は「平成22年度燃費基準+25%」、4WD車は「平成22年度燃費基準+5%」を達成している。

安全性能は、衝突時の自己保護性能の向上とともに相手車両への攻撃性も低減するコンパティビリティ対応ボディと、歩行者の衝突に対して傷害軽減に配慮した、歩行者傷害軽減ボディを採用。側面衝突時の頭部への衝撃を緩和するサイドカーテンエアバッグシステムと前席用i-サイドエアバッグシステムと、車両挙動安定化制御システム(VSA)をタイプ別設定した。

また、「フリード スパイク」を活用して、アシックス、コールマンと共同キャンペーンを実施する。このキャンペーンは、「フリード スパイク」でキャラバンカーを制作し、イベントなどで展示。さらにライフスタイルを提案した小冊子を配するなどする。

スポーツメーカーのアシックスと開発したキャラバンカーフリード スパイク「ランニングステーション ASICS×Honda」は、アシックスのランニングシューズをプリントした外観デザインを採用。カーゴルームを使用したロッカー、テールゲートを利用したシャワーユニットなどを提案。

アウトドアメーカーのコールマンと開発したキャラバンカーフリード スパイク「キャンピングステーション Coleman×Honda」は、コールマンのブランドカラーであるグリーンを基調とした外観デザインを採用し、テールゲートを利用したリビングスペースを作り出すテールゲートタープ、インナーマット、ルーフを活用して収納スペースを作り出すギアハンモックなどを提案した。

フリード スパイク Giエアロ

G・ジャストセレクション

G・ジャストセレクション

G

C

積載イメージ1

反転フロアボード

使用イメージ フルフラットモード

Gエアロ インパネ

Gエアロ インテリア

スカイルーフ

ビルトインテーブル ※タイプ別設定

フリード スパイク「ランニングステーション ASICS×Honda」

フリード スパイク「キャンピングステーション Coleman×Honda」

ASICS×Honda」ロッカー

Coleman×Honda」インナーマット