ひまわり証券はこのほど、同社が販売しているシステムトレード用売買システムについて、週次運用成績(2010年6月28日~7月3日)のランキングを発表した。
同社では、システムトレード用売買システムとして、24本の先物対応システムと10本のFX対応システムを販売している。先物・FX双方のシステムについて、それぞれ、「週次ランキング」「月次ランキング」「年次ランキング」を公開している。
週末に米雇用統計の発表もあった7月第1週(6月28日~7月3日)は、主要な経済指標である住宅指標・消費者信頼感指数・米雇用統計が軒並み市場予想を下回る結果となり、景気回復を巡る先行き不透明感から売り優勢の場面が多く見受けられた。ダウ平均株価は、リーマン・ブラザーズが破綻した金融危機以来の7日連続下落となり、日経平均株価も前週終値から500円以上値を下げている。
そうした中で発表された週次運用ランキングでは、ヘリオスが開発した売買システムが先物部門とFX部門の両方でトップ3に2本ずつランクイン。さらに、それぞれの部門で1位を獲得する結果となった。
先物部門では、日経225miniとTOPIX先物を取引対象とした「Mグレード リンクス」が、11万円の利益を上げて第1位を獲得。海外指標や既存のテクニカル指標を使用しない同システムは、独自に開発したロジックによって時間や値幅とは異なるエントリーポイントで取引を行うデイトレードシステム。ロジックはシンプルな構造となっており、過剰最適化の心配が少なく長期に渡ってパフォーマンスが期待できるとのこと。
FX部門で第1位に輝いたのは、ドル円を取引対象とする売買システム「Sクラス デネブ」。こちらも既存のテクニカル指標などは一切使用せず、価格変動が大きな時間帯に価格の方向性を予測して逆張りで仕掛けるシンプルなロジックを採用。堅牢な仕掛けを備えたデイトレード型となっており、70.7ptの利益を上げている。
運用成績 先物週次ランキング(2010年6月28日~7月3日)
順位 | システム名 | 勝 | 負 | 損益(万円) | トレード回数 | 勝率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
第1位 | Mグレード リンクス | 2 | 1 | 11.0 | 3 | 66.67 |
第2位 | Sグレード グルス | 1 | 0 | 10.5 | 2 | 50.0 |
第3位 | マエストロ | 2 | 0 | 9.0 | 2 | 100.0 |
運用成績 FX週次ランキング(2010年6月28日~7月3日)
順位 | システム名 | 勝 | 負 | 損益(pt) | トレード回数 | 勝率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
第1位 | Sクラス デネブ | 4 | 2 | 70.7 | 6 | 66.67 |
第2位 | DynamicARMS GBP/USD | 1 | 1 | 32.5 | 2 | 50.0 |
第3位 | Mクラス ハダル | 1 | 1 | 23.2 | 2 | 50.0 |
(※勝率および取引回数には、引き分けも考慮されている)
参考URL
ヘリオス代表取締役の長谷川博也氏へのインタビュー記事はこちら!!