日本HPは8日、x86サーバ「HP ProLiant」の新世代機「Generation 7」のラインナップを拡大し、Intel Xeon 7500番台搭載の4ソケットモデルである「HP ProLiant DL580 G7」、8ソケットモデルである「HP ProLiant DL980 G7」、および12コアのAMD Opteron 6100シリーズ搭載の4ソケットモデル「HP ProLiant DL585 G7」の3モデルを発表した。
HP ProLiant DL580 G7の価格は、1,210,650円からで、8月下旬より出荷、HP ProLiant DL980 G7は2,500,000円からで、9月下旬より出荷、HP ProLiant DL585 G7は、1,103,550円からで、8月下旬より出荷される。
主に、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)分野のユーザーを対象にした製品で、3モデルすべてで、リモート管理ツールの最新版「iLO 3」を搭載するとともに、内部温度センサによってシステム冷却を最適化し、省電力化を図る「Sea of Sensor」、高効率・共通スロットのパワーサプライ、消費電力の上限を固定する「動的消費電力上限(HP Dynamic Power Capping)」など、HP ProLiant独自の省電力機能を搭載する。
「HP ProLiant DL580 G7」
「HP ProLiant DL580 G7」は、8コア対応のIntel Xeon 7500番台を最大4基(32コア)搭載し、メモリを64個のDDR3 DIMMスロットに最大1TB搭載可能。
「HP ProLiant DL980 G7」
「HP ProLiant DL980 G7」は、Intel Xeon 7500番台を最大8基(64コア)搭載し、メモリを128個のDDR3 DIMMスロットに最大2TB搭載可能。最大8基のプロセッサ間で発生する大量の通信トラフィックを最適化し、処理能力のボトルネックを解消するため のHP独自の「HP PREMAアーキテクチャー」を備えている点が大きな特徴。「HP PREMAアーキテクチャー」は、プロセッサ2基1組でノードコントローラを搭載し、各プロセッサの通信トラフィックをすべてキャッシングする「スマートCPUキャッシング機能」によって、効率的な処理と信頼性の向上を実現するほか、プロセッサ間に16個のI/Oスロットを備えている。
「HP ProLiant DL585 G7」
「HP ProLiant DL585 G7」は、12コア対応のAMD Opteron 6100シリーズを最大4基(48コア)搭載し メモリを48個のDDR3 DIMMスロットに最大512GB搭載可能。今回の新モデルではコア数とメモリ容量の向上に加え、2ソケットサーバと同じプロセッサを採用することで、コストパフォーマンスを向上させている。