ベネッセコーポレーションのシンクタンク「Benesse 教育研究開発センター」は、夏休みに関する意識調査の結果を公表した。

同調査は全国の小学生を子に持つ母親4,644名を対象に、2009年9月に実施。このほど公表された調査結果では、子どもたちが夏休みの宿題をした時期について、「最後にまとめてやった」が10.0%だったのに対し、「少しずつまとめてやった」が43.9%、「最初にまとめてやった」が27.1%となっており、計画性をもって宿題に取り組む子どもたちが増えていることを示した。また、「『宿題をしなさい』と声をかけた」母親が70.0%、「ドリルのまるつけをした」母親が52.7%という高い数値を示すなど、保護者が積極的に働きかける傾向も明らかに。

夏休みの宿題をやった時期(出典:「小学生の夏休み調査」)

夏休みの宿題への保護者の関与(出典:「小学生の夏休み調査」)

夏休みに関しては、「子どもが成長するよい機会だ」という意見が81.8%を占めており、具体的な活動体験としては「プールに行く」、「お祭り・盆踊りに行く」「花火見物に行く」が多かった。ただし、この期間にかかるレジャー・旅行の費用の世帯平均は82,474円に上り、やはり保護者にとっては経済的負担の大きい時期になっているようだ。