現在放送中の昼ドラマ『明日の光をつかめ』(東海テレビ・フジテレビ系)で、広瀬アリスが、昼ドラ史上最年少のヒロインとして好演している。広瀬は静岡県出身の15歳で、昨年「ミスセブンティーン2009」でグランプリに輝き、専属モデルとして活躍。今年はケータイ発ドラマ『激恋』(NHK総合)や、佐藤江梨子、柳楽優弥主演の映画『すべては海になる』に出演するなど、女優としても活動の幅を広げる現役女子高校生だ。
昼ドラの"ドロドロ"愛憎劇をひとまず封印し、夏休みに10代の少年少女が持つ光と影を、心の奥底まで描き出す同作で、高校2年生の沢口遥役を演じる彼女。史上最年少でヒロインを演じることが決まった時には、「ワケが分からないぐらいびっくりしました。プレッシャーはありますが、"最年少ヒロイン"っていう名前に恥じないようにがんばりたい」と初々しい笑顔を見せた。
一方で、「『15歳だから』っていう理由をよくつけられるんですが、このドラマでは15歳ならではのフレッシュさや若さを、より一層出していかないといけないと思う。遥は明るく元気で、バスケットボール部の次期キャプテン。わたしもバスケットをやっていたり、すごく似ているので、普段の元気さを思い切り出していきたい!」と物怖じしない一面も。そんな彼女について、遥と惹かれあう桜木翼役の榊原徹士(新選組リアン)からは、「自分の意見をしっかり持っている年上の印象があったので、15歳と聞いて死ぬほどびっくりした」と、芯の強さには感心されるほどだ。
同作では、裕福な家庭で何不自由なく暮らしてきた遥が、部活内でのイジメや母親の不倫、父親との衝突など、心に大きな傷を負っていくことになるが……。「遥は周りにはすごく強がっていて、『わたし平気だよ』って顔をしているけど、一人になった途端、その悔しさや苦しさが涙と一緒に出ちゃう。広瀬アリスとしても素でショックを受けて悲しくなってきて、演技を超えた瞬間を感じます」と早くも役に入り込んでいる様子。同作で伝えたいメッセージについては、「(少年少女が)過去にいろいろな過ちがあっても、一歩一歩しっかりとどん底からはい上がっていく、みんなで支えあいながら強くなっていく姿を見てほしい」と語り、「演技に対して、あらためて学べる時間をもらえたと思う。しっかりと演技に向き合えるので、それをバネにして今後もがんばっていきたい」と、史上最年少ヒロインという大役を通して、自身の成長とさらなる飛躍に期待を込めて撮影に臨んでいる。
ドラマ『明日の光をつかめ』(毎週月曜~金曜 13:30~)は、東海テレビ・フジテレビ系にて放送中。