どのアプリが一番使いやすい? - iPhoneで使えるTwitterアプリをおさらい

いまやコミュニケーション手段として、すっかり定着しつつある"つぶやき"サービスの「Twitter」。同サービスが流行った要因の一つと言われているのが、iPhoneや携帯電話といったモバイルからの利用が増えたことだ。TwitterクライアントのiPhoneアプリは無料のものから有料のものまで数多くある。そこで本稿では、主なTwitterクライアントのiPhoneアプリ、かつ無料のものを紹介し、それぞれの特徴や相違点を見ていく。

Echofon for Twitter

「Echofon for Twitter」は、長い人気を誇るシンプルなTwitterクライアント。「Home」でフォローしている友人のタイムラインを見ながら、「@」を含んだ自分への返信ツイートや、ダイレクトメッセージ(DM)の未読件数がわかる。返信やDMが来たときに、すぐに対応できるのが特徴だ。また、複数アカウントを切り替えて利用することも可能。

「TwitPic」などの画像のリンクを載せたツイートをタップすると、次の画面でサムネイルが表示され、ページを開かずに画像をチェックできる。さらに設定を変更すれば、iPhoneを振ってツイートの再読込みを行うようにすることも可能だ。しかし、ツイートの一番上に表示される広告がなく、さらに機能が充実した有償版「Echofon Pro for Twitter」もある。

TwitBird free for Twitter

「TwitBird free for Twitter」は、iPhoneのSMS/MMSのようなインタフェースが特徴。画面の一番上の最新ツイートまでスクロールし、そのまま画面を下に引っ張って指を離せば、自動的に再読込が行われるなど、リアルタイムにツイートを読みたいときに最適な操作性を備えている。ただし、返信やDMをチェックするには、ひとつ前の画面に戻る必要があるので、友人とメッセージのやり取りを多くする人には不向きかもしれない。

タイムラインの背景となる壁紙を自分が持っている画像に変更することが可能で、使い込んでいくほどに愛着を感じるだろう。複数アカウントの利用も可能。だが、アプリ起動時の最初の読込みにやや時間がかかるようにも感じる。有償版の「TwitBird Premium」「TwitBird Pro for Twitter」もある。

TweetMe

ユニークな機能で他のアプリと一線を画するのが「TweetMe」だ。音声からの文字入力が可能で、喋った言葉を文字に起こして投稿できる。よく使う単語がある場合は、あらかじめ登録しておけば、音声入力の精度が高まる。

また、設定メニューで「片思い表示」をONにすると、タイムライン上で自分はフォローしているが、向こうからはフォローされていない相手のアイコンに半分のハートマークが表示される。複数アカウントの利用も可能。

TweetDeck for iPhone

タイムライン、返信、DMなどがそれぞれ一つのカラムになっているのが「TweetDeck for iPhone」である。カラムの切り替え操作は、iPhoneのWebブラウザ「Safari」でページを切り替えるのと似ている。また、ハッシュタグやユーザー名で検索する場合には、新たなカラムを作成して検索を行う。

複数のアカウントでカラムを作成することが可能で、カラムをスライドするだけで、両方のタイムラインを閲覧できる。他のユーザーのツイートを引用する"リツイート(RT)"では、引用のみを行うTwitterの公式RTと、コメントを書き込むことが可能な旧式RTを使い分けることが可能だ。

Twitter

最後に紹介するのは、Twitterの公式アプリ「Twitter」。元々は「Tweetie」という有償アプリだったが、Twitter社が買収し、公式アプリとして無料でリリースされた。インタフェースはEchofoneに似ていて、未読のメッセージがあると、そのアイコンが光るようになっている。

タイムラインを見ながら、素早く返信やリツイートを行いたいときには、ツイートを右側にスライドさせる。するとアイコンが表示され、画面を遷移することなく返信、リツイートなどが行える。TwitBirdと同じように画面をプルダウンして再読込みができ、操作性も申し分ない。

*　　*　　*

人によっては一日に何度も閲覧するTwitterは、新聞やテレビよりも身近な存在になっているかもしれない。自分の利用シーンやライフスタイルに合ったTwitterクライアントを選んで、Twitterをエンジョイしてみてはいかがだろうか。