エムエスアイコンピュータージャパンは、同社独自設計で性能に定評がある高効率冷却ユニット"Twin Frozr II"の冷却能力をさらに向上させた"進化版 Twin Frozr II"を装備し、基板自体も独自設計というATI Radeon HD 5870グラフィックスカード「R5870 Lightning Plus」を発表した。さらに、GPUにはオーバークロック仕様が施されている。発売日は7月6日。店頭予想価格は52,800円前後。

「MSI R5870 Lightning Plus」

冷却能力と静音性の両立をうたう"Twin Frozr II"のヒートパイプを、8ミリ2本/6ミリ2本の計4本から、8ミリ2本/6ミリ3本の計5本に、ヒートシンク部のフィンを35枚から50枚へと進化させた。基板にはオーバークロックを前提に開発した専用設計の15フェーズ240A電源回路と、デバイスごとに専用の電源層を用意した積層基板を採用。搭載コンデンサはアルミ固体コンデンサやタンタル樹脂コンデンサ(Hi-c CAP)、チョークコイルも固体タイプという豪華設計だ。

主な仕様は、ストリームプロセッサ数が1,600基、コアクロックが900MHz(リファレンスでは850MHz)、メモリクロックが1,200MHz(データレート4,800MHz)。メモリタイプはGDDR5 SDRAMで、容量は1GB、接続バス幅は256bit。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express (2.0) x16。出力端子はDVI-I(HDCP対応)×2、HDMI(HDCP対応)×1、DisplayPort×1で、DVI→D-Sub変換アダプタも付属する。