人気TVアニメ『ポケットモンスター』の劇場版最新作『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者ゾロアーク』(7月10日全国公開)の完成披露試写会が4日、都内で行われ、ゲスト声優を務める陣内孝則、加藤夏希、塚本高史、中川翔子らが舞台挨拶を行った。
子供たちがたくさん集まる会場で「主婦の友、陣内です。藤原紀香さんと離婚した男とは違います!」と、お笑い芸人・陣内智則を皮肉り、親たちから笑いをとって登壇した陣内は、野望を抱く大企業の社長役で声優に初挑戦し、「芸能界で人気も実力もなく苦節30年。声優として通用するのか心配でしたが、皆さんのおかげでなんとか完成しました。(悪役なので)僕の人柄の良さや持ち前の透明感が声に出ないようにするのが大変でした」と自虐コメントで振り返り、会場を笑わせた。
また、「大人にはイイ人に見える人でも、ほんとは悪い人がたくさんいます。良い子のみんなはピカチューを見て、イイ大人になってください」と子供に伝わりづらいメッセージを送ると、ターゲットはやはり子供たちの母親のようで、「若いお母さん方が多くて、僕にとってはストライクゾーン。お母さんたちのハートもわしづかみにできればイイな!」と、ラブコールを投げかけた。
一方、4年連続で、劇場版での声優出演を果たした中川は「(過去の作品は)アンドロイド役など人間じゃない役だったんですが、一周まわって人間役をやれて嬉しい」と笑顔。「毎年、ポケモンから新たな夢をいただいて、願いは叶うんだ、生きているすべての瞬間は奇跡なんだと思います」と喜びを語っていた。
同作は、TVアニメ版で2006年からスタートした"ダイヤモンド・パールシリーズ"の劇場版完結作。2008年の公開作では前売り券の販売枚数が238万枚を達成し、ギネス世界記録に認定された大ヒットシリーズだ。新ポケモン・ゾロアと幻影を自在に操るゾロアークが登場し、ライコウやエンテイ、スイクンなどの人気ポケモンに化けて、サトシやピカチュウ一行が旅する街を破壊していく。サトシとピカチュウは、この街とポケモンたちのピンチを救うことができるのか?