三井住友銀行、日興コーディアル証券、バークレイズ・バンク・ピーエルシー(バークレイズ)は1日、日本におけるプライベート・バンキングに関する業務協働を開始することに合意したと発表した。
三井住友銀行、日興コーディアル証券、バークレイズは、この合意に先立ち、2010年4月30日に日興コーディアル証券に「SMBCバークレイズ・ウェルス部(バークレイズ部)」を立ち上げ、業務協働に係る準備を行ってきた。このビジネスモデルでは、バークレイズ部を通じ、三井住友銀行から紹介を受けた顧客に対して、バークレイズの世界有数の資産運用部門である「バークレイズ・ウェルス」が有する独自機能とノウハウを活用した「インベストメント・ソリューション・サービス」を提供する。
バークレイズ部では、日興コーディアル証券の既存商品に加え、バークレイズ・ウェルスのグローバルなノウハウを活用し、オープンアーキテクチャーで幅広い商品を提供していく。商品の組成においては、日興コーディアル証券やバークレイズ・ウェルスが持つ商品提供力に加え、バークレイズが日本で展開する投資銀行であるバークレイズ・キャピタルの商品組成力も活用する。
バークレイズ・ウェルスの海外の業務ツール・リサーチなどを日本版にカスタマイズする会社「SMBCバークレイズ・ウェルス・サービス株式会社」を2010年3月1日付で設立しており、今後バークレイズ部の運営サポートを実施する。なお、SMBCバークレイズ・ウェルス・サービスの出資比率は、三井住友銀行50.1%、バークレイズ49.9%となっている(2010年7月1日現在)。