7月23日全国公開の映画『インセプション』で主演を務めているレオナルド・ディカプリオとクリストファー・ノーラン監督が19日に来日し、20日に行われるジャパンプレミアに、渡辺謙とともに出席することが2日、明らかとなった。本作では6月に東京で撮影を行っており、今回の来日は"凱旋来日"となる。
『インセプション』は、映画『ダークナイト』のノーラン監督がおくる、「アイデア」を巡って人の"頭の中"で繰り広げられる次世代の犯罪を描いた物語。人の潜在意識に入り込み、アイデアを盗み出すスペシャリストのドム・コブ(ディカプリオ)。国際指名手配犯となってしまった彼は、あるとき、齋藤(渡辺謙)という大企業のトップである日本人と出会い、アイデアを人の潜在意識に"植えつける"、「インセプション」と呼ばれる最高難易度のミッションを請け負うことになるが――。
「事前情報を与えてくれない作品こそが、観客に最も驚きを提供できる」と言うノーラン監督の意向で、詳細な内容が公表されないまま製作が進められてきた本作。国内では、渡辺とディカプリオの初共演作品としても注目を集めている。ディカプリオらは、20日に六本木ヒルズ・アリーナ広場で行われるレッドカーペットイベントと、21日に実施される記者会見に出席。20日はファン1,000人を招待し、本場ハリウッド形式のプレミアイベントを実施する予定とのことで、ディカプリオらは目標興行収入100億円達成に向けて、一大PRを敢行するとしている。
なお、本作は2010年7月23日より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。