キヤノンITソリューションズは、総合セキュリティソフト「ESET Smart Security」およびウイルス対策ソフト「ESET NOD32アンチウイルス」の最新版となるV4.2の個人向けパッケージ、およびダウンロード版を7月15日より販売する。「ESET Smart Security」の対応OSは、XP(32/64ビット)/ Vista(32/64ビット) / 7(32/64ビット)、「ESET NOD32アンチウイルス」はこれにWindows 2000が含まれる。製品ラインナップは、幅広く用意されるが、パッケージ版「ESET Smart Security V4.2」の価格が6,800円(税別)、ダウンロード版が4,000円(税別)。パッケージ版「ESET NOD32アンチウイルス V4.2」の価格が4,800円(税別)、ダウンロード版が3,200円(税別)。なお、ESET Smart Securityのパッケージ版では、使い方が自由な2本のシリアル番号が同梱されている。
価格.comプロダクトアワード 2009セキュリティ部門賞金賞(ESET NOD32アンチウイルス)、ベクタープロレジ大賞セキュリティ部門賞(ESET Smart Security)などの受賞歴もあるセキュリティソフト。6種類の検査方法を用いて既知のウイルスから未知、亜種といったウイルスを検出する「ThreatSenseテクノロジー」を搭載する。ESET Smart Securityでは、それらウイルス検出技術に加えて、ポートスキャン攻撃など外部から不正侵入対策を行う「パーソナルファイアウォール」、4つのエンジンによるスパムメール対策も可能な総合セキュリティソフトになる。同社Webサイトでは、体験版も公開している。
新バージョンとなるV4.2では、ウイルススキャン時のパフォーマンスが向上。同環境でのV4.0との比較において、動画・画像ファイルダウンロード時間で37%、Wordファイルを起動する時間で28%向上などのデータも同社では示している。ESET Smart Securityにおいては、さらにファイアウォールプロファイル機能が強化されており、家庭内LAN接続時、公衆無線LAN接続時など接続するネットワークごとに異なるファイアウォールポリシープロファイルを作成できる。プロファイルの自動切り替えも可能なため、常にセキュアなネットワーク接続環境を維持することも可能である。
また、両製品共通でレスキューCDのオプション機能が追加されており、CDやUSBメモリからPCを起動し、ウイルス検査や駆除をおこなえる。レスキューCD起動時にIPアドレスなどのネットワークの自動設定、任意の定義データベースを指定してレスキューCDを作成することも可能になった。