東芝とインテルは、教育用タブレットPCを共同で商品化し、東芝より「CM1」として8月上旬から教育機関向けに発売する。価格はオープン。
「CM1」は、ノートPC事業で培ったノウハウを持つ東芝と、ICT教育を推進してきたインテルが、児童・生徒の学習に適した教育用タブレットPCとして開発したもの。ディスプレイ部分は180度回転可能で、ペン入力が可能な10.1型タッチスクリーン液晶を搭載。筐体はすべりにくいラバーで覆われており、机の上での手書き学習に適している。本体に取っ手を装備しているので、校内の持ち運びにも便利だ。電子黒板やプロジェクタなどのICT機器との連動で、共同作業や課題発表にも活用可能だ。
両者は今後、インテルが日本国内で展開する教育支援プログラムや実証実験に「CM1」を活用するなど、教育現場でのICT(Information and Communication Technology)環境普及に向けて協力していく。
「CM1」のおもな仕様は、CPUがIntel Atom N450(1.66GHz)、チップセットがIntel NM10 Express、メモリが2GB、ストレージが160GB HDD、ディスプレイが10.1型感圧式タッチスクリーン液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 7 Professional 32bit版。
インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、USB×2、RGB×1。外形寸法はW268×D216×H35.6~57.0mm、重量は約1.8kg。