StatCounterのWebブラウザ統計で、米国市場においてGoogleのChromeが初めてAppleのSafariを抜いて3位に上昇した。

2010年第25週(6月21日-27日)の米国のWebブラウザ市場シェアのトップ5は以下の通り。

  1. Internet Explorer (52%)
  2. Firefox (28.48%)
  3. Chrome (8.97%)
  4. Safari (8.88%)
  5. Opera (0.65%)

同期間のグローバル市場のシェアは以下の通りだ。

  1. Internet Explorer (52.78%)
  2. Firefox (31.02%)
  3. Chrome (9.44%)
  4. Safari (4.07%)
  5. Opera (1.93%)

グローバル市場では2009年半ばにChromeがSafariを上回ったが、これはChromeがより幅広い言語をサポートしているのが大きな要因と見られている。一方、主要なブラウザベンダーが本拠を構える米国市場のデータには各ベンダーの力関係がありのままに反映される。StatCounter CEOのAodhan Cullen氏は「モバイル市場(Android対iPhone)と同様に、インターネットブラウザ市場(Chrome対Safari)においても乱戦が見られる」とコメントしている。今年5月にWin用/Mac用/Linux用の安定版を揃えたChrome 5が登場してからChromeのシェアはSafariに肉薄し、ついにSafariを上回った。Macユーザー、Linuxユーザーを含む幅広いパソコンユーザーにChromeは浸透し始めたようだ。

StatCounterのWebブラウザ統計データは、StatCounterネットワークの300万以上のWebサイトから収集した36億ページビュー(米国市場:8億7400万)の分析をベースとしている。