アナログテレビ放送の終了を1年後に控え、マイクロソフトが中心となってPCを使ったデジタルライフスタイルを提案する「ウィンドウズ デジタル ライフスタイル コンソーシアム(WDLC)」が、PC上での地上デジタル放送視聴をテーマにした「Watch PC? パソコンも地デジカ!!」キャンペーンを実施する。PC業界とテレビ業界が連携し、地デジ対応PCをアピールしていく。
地上アナログ放送は2011年7月24日に停波する予定で、その後はアナログ放送の視聴はできなくなる。国はそれまでに地上デジタル放送への移行を促進していきたい考えで、業界が一丸となって地デジの普及を目指している。
WDLCではこれまで、PCを使った写真や動画の活用といったさまざまなデジタルライフスタイルの提案を行ってきたが、今回はアナログ放送停波を前に、地デジが視聴できるPCをアピールしていくこととなった。
パソコンも地デジカ!!キャンペーンでは、ラインナップが拡大している地デジ対応PCの存在や地デジ対応PCでできることをアピールしていく。さらに、PC上で動作するガジェットとして「テレビナビガジェット」を提供。地デジ対応PCの夏モデルのほとんどにプレインストールするとともに、在京キー局がそれぞれ独自のガジェットを提供し、地デジの存在を強く訴えていく。
日本テレビは、ニュースを配信するガジェットを提供。興味のあるニュースを選ぶと動画ニュースが閲覧できるようにしたほか、ドラマなどの動画配信コンテンツへの導線も用意した。
テレビ朝日は、朝、PCを立ち上げた場合に天気予報を気にする人が多いとして、朝の情報番組で天気予報コーナーを担当するアナウンサーをガジェットとして登場させ、そのとき帽子をかぶっていれば気温が30度を越え、傘をさしていれば雨など、アナウンサーの服装である程度天気がわかるようにした。
TBSは、テレビ番組を紹介するガジェットやTBSオンデマンドへの導線を図るガジェットを用意。テレビ東京は経済報道ニュースを配信するガジェットで、ニュースを選ぶことで動画ニュースが見られるようにしている。フジテレビは、オンデマンドの見逃しサービスが、80話以上を1,000円で視聴できるキャンペーンを実施しており、それにあわせたガジェットを提供する。