7月17日公開の映画『シュアリー・サムデイ』の完成記者会見が24日、東京・池袋で行われ、小出恵介、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛、小西真奈美と、監督の小栗旬が出席した。
俳優の小栗旬が10代の頃から温めてきた企画で、初めてメガフォンを執った同作は、高校を舞台に、冴えない高校生の姿をリアルに描いた青春ムービー。中止となった文化祭復活のために学校を占拠した巧(小出)、京平(勝地)、和生(鈴木)、雄喜(ムロツヨシ)、秀人(綾野剛)が、ハッタリで仕掛けた爆弾が誤爆してしまうという事件を起して以来、何をやってもうまくいかなかった。そんな彼らに、ヤクザ稼業に身を落とした和生と再会して再び大事件が発生。5人は全てを取り戻すために立ち上がるのだった……。
主演の小出は「暑くなると、昨年の撮影を思い出しますね。監督の人格が作品に出てて、俳優に対しての愛情が画面に出ている感じです」と小栗を絶賛するも、「撮影の中盤、女子高生の水着のシーンが一番盛り上がりましたね。監督なんか、その時に初めてカメラを手にしてましたよ(笑)」と暴露した。同作で風俗嬢を演じた小西は「初めて風俗嬢の役をやらせて頂きましたが、切なくてとっても甘酸っぱい素敵な感じで撮っていただきました」と満足の様子で、「女性目線から言っても、この男子たちは素敵で女性も憧れます。試写の時、あまりにも良すぎて何かの衝動に駆られました」と同作の魅力を語った。
また、初監督を務めた小栗は「スケジュール的に無理がありましたが、期待に応えてくれましたよ」とキャスト陣に感謝を述べ、「朝から晩まで現場にいましたが、凄く楽しかったです。ただ、現場で真っ白になった日もあり、1日休んで色々と考えたりしたかったので、毎日明日雨降らないかな~と思ってました(笑)」と正直な思いも告白していた。
映画『シュアリー・サムデイ』は、7月17日から全国ロードショー。