アップルの「iPhone 4」が、24日午前8時に発売となった。東京・銀座の「Apple Store, Ginza」では、予約した人と当日販売分を求めて並んだ人を合わせて、午前5時に300人、午前6時30分に350人、午前7時30分の時点で500人以上が列を作り、その列は銀座一丁目の交差点まで伸びていた。先頭の男性は22日午後6時頃から並び始めたという。
iPhone 4は、その名の通り第4世代となるiPhoneで、デザインを一新するとともに、新OS「iOS 4」を搭載。iPhones 3GSよりも薄型化されている。従来のiPhoneに比べてピクセル数が4倍となる960×640ドットのRetinaディスプレイを搭載。IPS方式液晶としたことで、視認性やコントラストを高めている。さらに、カメラを表部と裏部にそれぞれ1個ずつ内蔵。LEDフラッシュを追加した5Mのカメラを搭載し、720p/30fpsのHD動画の撮影も可能になっている。
Apple Store, Ginzaでは、5月28日のiPad発売の際に、報道関係者が車道にまで溢れ出し一時交通を妨げる状態となったことから、今回は、発売時間前から地元警察が出動。セキュリティ担当者の人数を増やして、報道陣の取材エリアを厳しく制限するなどの措置が取られ、現場は混乱がない形で、午前8時の発売を迎えた。
発売時間にあわせて、Apple Store, Ginza店内でスタッフが恒例のカウントダウンを行い、盛り上げながら店がオープン。まずは先頭から4人を入店。続けて約10人を店内に入れて、iPhone 4の販売を開始した。
動画 - 「発売開始のカウントダウン」 |
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おなじみのカウントダウン後、いよいよiPhone 4が発売となった |
この時点で、Apple Store, Ginzaの列は銀座一丁目の交差点まで伸びており、同店スタッフは、並んでいる人たちに水を配布したり、日除けの傘を用意したりといったサービスを行った。
iPhoneでは契約手続きに1人あたり15分以上かかることから、長蛇の列が解消するのは午後の遅い時間になる可能性が高い。
ビックカメラ有楽町本館では当日販売分が完売
またビックカメラ有楽町本館では、午前6時30分の時点で、並んだ人だけで当日販売分の数量に到達。「当日販売分は完売致しました」の張り紙を掲げることになった。