キヤノンマーケティングジャパンは、「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)」シリーズの新製品として、キヤノン電子製のネットワークスキャナ「ScanFront(スキャンフロント) 300P」を発表した。7月下旬より販売される。価格は248,000円。
8.4インチのSVGAワイド液晶を搭載しており、送信先の設定などをタッチパネルで操作することができる。ユーザーを最大100名まで登録することができ、ログインには、ユーザー名とパスワードの入力による認証と、指紋認証のいずれかを選択できる。ログイン後は、専用のマイジョブボタン画面に直接アクセスでき、定型業務をジョブとして登録しておくことにより、ボタンをタッチするだけで、設定に従ったスキャンを行うことが可能だ。
スキャン機能として、従来からある「Scan to E-Mail」、「Scan to FTP」、「Scan to Folder」、「Scan to USBメモリ」に加え、スキャンした画像をFAXサービスプロバイダに送信できる「Scan to FAX」、およびネットワークプリンタに出力できる「Scan to PRINTER」を今回新たに搭載した。
スキャンスピードは、カラー毎分25枚、モノクロ毎分30枚(いずれもA4タテ、200dpi時)。「用紙サイズ自動検知」や「斜行補正」機能により、原稿サイズや画像の傾きを検知・補正する。また、「白紙スキップ」「文字向き検知」機能などの画像補正機能も搭載する。
そのほか、ネットワーク上のPC/サーバに「ScanFront Service」をインストールすることにより、「セグメントを超えたSMB送信」「IPアドレスを指定してのScan To Folder 」「Scan to Printer」の機能をサポートする。
出力最大解像度は600×600dpi。インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANとUSB 2.0×4(USBメモリ、 キーボード、マウス用)。外形寸法は、W310×D220×H161mm(給紙トレイ閉状態)、重量は3.6kg。