デノンは、エントリークラスのシアタースピーカー、「11SG」シリーズの4製品を発表した。シリーズは、スリムなフロア型の「SC-T11SG」、ブックシェルフ型の「SC-A11SG」、センター用の「SC-C11SG」、サブウーファー「DSW-300SG」というラインナップ。発売は、いずれも6月下旬で、価格は、SC-T11SGが2万1,000円、SC-A11SGが9,450円、SC-C11SGが1万500円、DSW-300SGが3万3,600円(いずれも1本の価格)。
11SGシリーズは、2004年8月に発売された「11XG」シリーズの後継モデル。同社によると、基本的な構成は、従来モデルから変更されていないが、前機種が発売されてから年月が経つため、パーツのアップデートなどが行われているとのことだ。使用ユニットは、SC-T11SGが、8cmウーファー×2と2cmツイーター、SC-A11SGが、8cmウーファーと2cmツイーター、SC-C11SGが、5.7cmウーファー×2と2cmツイーター。ウーファーは、振動板にD.D.L(DENON Double Layer)コーンを採用。また、ダブルウーファーのモデルでは、低域の歪みを減少させるP.P.D.D.(Push-Pull Dual Driver)方式が採用されている。ツイーターは、従来の11XGシリーズでは、SACDの高域にも対応できるスーパーツイーターとなっていたが、11SGシリーズでは、音声帯域などの再生能力が高いソフトドームツイーターに変更されている。最大許容入力(PEAK)は100W(SC-T11SGのみ120W)で、インピーダンスは6Ω。再生周波数帯域は、80Hz~40kHz(SC-T11SGのみ45Hz~40kHz)。サブウーファーのDSW-300SGは、16cmコーン型ユニットを使用するもので、最大出力は100W。
また、11XGでは、木目を活かした突き板仕上げとなっていたが、11SGでは、テレビやAV機器などとのマッチングを考え、ピアノブラック仕上げとなった。