確実な動作確認と最長1年の保証で安心のリユースサーバ

中古品は新品よりも安いという法則は、サーバやネットワーク機器にも当てはまる。しかし、中古品は誰がどういう状態で使ったのかわからず、状態の善し悪しもわかりづらいという法則もまた、サーバ/ネットワーク機器にも当てはまってしまう。

データライブ 代表取締役社長 山田和人氏

サーバ/ネットワーク機器において、後者の問題は致命的だ。個人の責任の範囲で完結できるPCならば問題ないが、企業で利用するサーバで「きちんと動くかどうかわからない」、「いつまで動くかわからない」では困ってしまう。「勝手な意見かもしれないが、中古に関しても新品と同様の"保証"がほしい」というのは、システム管理者の偽らざる意見だろう。

そんなIT管理者の根深い悩みを解決してくれるのがデータライブだ。元システム屋という出自を持つ同社は、導入側の立場から中古機器販売の問題を分析し、解決策を模索している。その最たる例が、中古機器販売には珍しい「保証サービス」である。

「お客様の立場に立って考えると、動くかどうかわからないような製品を購入できるわけがありません。そのため、当社ではすべてのリユース製品に関して、検品/動作確認をした上で、保証付きの販売を行っています。小さなパーツでも標準で購入後1ヶ月の保証を付けています。オプションで保証期間は1年まで延長でき、その間に障害が出た場合には交換を行っています」(データライブ 代表取締役社長 山田和人氏)。

中古品の保証期間は、通常、長くても1週間程度。ネットオークションなどでは動作保証が一切ないものも少なくない。これでは企業が購入に踏み切れないのも無理はない。

「中古業者は大小取り混ぜてたくさんありますが、1ヶ月の保証を標準でつけている業者はほとんどない」と山田氏はサービスへの自信を語る。

また、中古販売を手広く手がける業者はどうしても物販専門になりがちだ。特にサーバやネットワーク機器に関しては専門知識が必要となるため、仕入れたものを右から左へと流すだけで、動作検証すら行わないケースは少なくない。

それに対し、データライブでは、サーバ/ネットワークエンジニアとしての豊富な経験を持ったスタッフが責任を持って検証作業を実施。電源が入る、起動するというレベルではなく、各種の機能が正しく動作するかという点までチェックしている。

「企業レベルでお付き合いするには、信頼関係がなによりも大切。納品した機器が動かないという事態は絶対にあってはいけません。手厚い保証を用意してはいますが、実は今まで納品したサーバでシステムが動かなかったということはありません」(山田氏)

単なる中古ではなく、リユースと呼べる品質を確保する。簡単のようで難しいこの課題を解決できる点こそがデータライブの強みである。

新製品市場にはない機器が、リユース市場にはある

以上のような活動の甲斐もあり、「現在、リユースサーバに対する需要は確実に増えている」(山田氏)という。

ただし、需要増の背景には、前述の「安い製品が安心して購入できる」という認識が広まりはじめていること以外に、もう1つ大きな要因があるようだ。それは「リユースでしか手に入らないものがある」(山田氏)ということ。システム刷新が行えない状況下で、メーカー販売が終了した機種の代替機や保守部品が必要になり、リユース市場で探すしかないというケースが少なくないようだ。

データライブ リユース事業部 営業部長 システム開発部 プロジェクトマネージャー 武藤友徳氏

「例えば、Windows NTでしか動かないシステムが少数だけ残っている、というようなケースは珍しくありません。仮想環境で動かすというのも1つの手ですが、手間をかけたくないなら現在と同じ環境を残すほうを選ぶでしょう。しかし、何年も前に購入したような機器では、メーカーの販売も終了してしまっており、通常ルートでの調達は不可能。そのような場合にリユース市場を探すと同じものが見つかったりするのです」(データライブ リユース事業部 営業部長 システム開発部 プロジェクトマネージャー 武藤友徳氏)

また、データライブでは、「仮に同じ型番の製品が見つからなかったとしても、この製品なら確実に動くと言い切れる代替機を提供できる」(武藤氏)というほど、製品知識には自信を持っている。そのため、「一度お付き合いいただいお客様からは"駆け込み寺"のように相談を持ちかけられることも多い(笑)」(山田氏)ようだ。