キヤノンは、フラットベッドスキャナCanoScanシリーズの新製品として、CCDモデルの「CanoScan 9000F」を発表した。発売は7月8日の予定で、価格はオープンだが、キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は25,980円。
9000Fは、CanoScanシリーズのフラグシップモデルで「CanoScan 8800F」の後継機。8800Fの解像度4,800dpiに対し、9,600dpiの高精細CCDセンサを搭載。新光学設計によるSTレンズや、8800Fと比べ約2倍の光量をもつ新FAUバックライトモジュールにより、より高画質・高速でのフィルムスキャンを実現した。同社の試験によれば、1,200dpiでの35ミリネガフィルムの1コマスキャンは、8800Fの44秒から18秒に短縮されたという。
原稿セット後ボタンをクリックするだけで原稿を自動判別し、原稿に適した設定で保存する「AUTO SCAN」ボタンも追加され、スキャン文書画像を見やすく補正する「自動文章補正」も搭載された。デザイン面では、電源を本体に内蔵することにより、机上で電源パックが場所を取ることもなくなっている。
光学解像度(主走査×副走査)は4,800×4,800dpi(フィルム読み取り時は9,600×9,600dpi)、最大原稿サイズはA4/レター(216×297mm)、外形寸法は270×480×111mm、重量は約4.6kg。フィルムスキャンは、35mmフィルムとブローニーに対応。インタフェースはUSB 2.0。対応OSは、Windows 2000(SP4)/XP(SP2、SP3)/Vista/7、およびMac OS X v10.4.11~v10.6。