東京金融取引所は16日、取引所為替証拠金取引「くりっく365」における証拠金規制(平成22年8月1日施行)への対応について発表した。
金融商品取引業等に関する内閣府令の改正により、今年8月1日から、個人顧客を相手方とする外国為替証拠金取引(FX)などについて、店頭取引・取引所取引共通の規制として、想定元本の2%(2011年8月以降4%)以上の証拠金の預託を受けずに金融商品取引業者等が取引を行うことを禁止する規制(証拠金規制)が導入される。
東京金融取引所の為替証拠金取引「くりっく365」参加者は、取引所為替証拠金取引に関し、同取引所が定める為替証拠金基準額またはこれに任意に上乗せした額を基準として、顧客から預託を受けるべき証拠金の額を算出している。
同取引所は、証拠金規制への対応として、毎週為替証拠金基準額を見直すなど、新たな為替証拠金基準額の算出方法及び運用ルールなどを定めた。
為替証拠金基準額の算出方法及び運用ルールなどの詳細はこちら。
また、新たな算出方法に基づく為替証拠金基準額は、今年8月1日以降の取引から適用するが、投資家に現行の外国為替相場の水準において上記算出方法に基づく為替証拠金基準額を認識してもらうため、16日から、「(仮)為替証拠金基準額」をホームページに掲載し、毎週月曜日に更新することとした。
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