金融先物取引業協会は14日、店頭外国為替証拠金取引(FX)の2010年5月の取引高と売建玉・買建玉の月末残高の速報値を発表した。
2010年5月の速報値は、金融先物取引業協会の参加会員57社からのデータをもとにしている。これによると、2010年5月の全通貨ペアの円建て取引金額は、前月比59.9%増の327兆7,966億円だった。
また、2010年5月末の売建玉は前月末比39.3%減の6,667億円億円、同買建玉は同0.4%増の1兆8,877億円。円売建玉から円買建玉を差し引いたネットの円の売建額である「円キャリー額」は、同63.33%増の1兆1,817億円だった。
なお、上記速報値のデータを提供した57社による2009年度第4四半期(2010年1月~3月)の全会員(店頭外国為替証拠金取引の実績のあった会員は91社)の取引金額に対する割合は、98.79%、同じく建玉に対する割合は95.25%だった。