6月9日より千葉県幕張メッセで開催されている「Interop Tokyo 2010」。KDDIのブースでは、スマートフォンや携帯電話の新モデルのほか、au携帯電話のmicroSDカードスロットに挿すことで「Wi-Fi WIN」が利用可能になる無線LANカード「au Wi-Fi WINカード」(ミツミ電機製)の展示も行われていた。
同製品は、microSDカードと同じ寸法の無線LANカード。対応端末に同製品を刺すことで、自宅の無線LAN環境や外出先の公衆無線LANを利用してWi-Fi通信(最大54Mbps)を行えるようになる。KDDIは、パケット通信料不要の無線LAN通信サービス「Wi-Fi WIN」(月額525円)を提供している。対応機種は、BRAVIA Phone S004、REGZA Phone T004の2機種。なお、Wi-Fi WINの通信機能を標準装備している機種(AQUOS SHOT SH008など)はこの無線LANカードは必要ない。
ちなみに、microSDカードとの併用はできない。例えば、Wi-Fi通信でファイルをダウンロードした場合、保存先は本体に限られる(後からmicroSDカードに移すことは可能)。説明員の話によれば、microSDカードスロットを2つ搭載した機種や、無線LANカード自体にメモリー容量を搭載したものが欲しい、というユーザーからの要望も出ているという。今後の対応に期待したいところだ。