東京スター銀行14日より、不妊治療を受ける人専用のローン「スターワンバンクローン」(不妊治療サポートタイプ)の販売を開始する。
不妊体験者によるセルフサポートグループ『NPO法人 Fine(ファイン)』が実施したアンケート調査によると、経済的な理由で治療を断念したカップルは84%に上るという。特定不妊治療費助成事業(助成金制度)については、約8割の人が制度は知っているものの約6割の人が「申請したことがない」と回答。その理由として約半数が「治療が助成対象でない」と答えており、不妊に悩んでいる方々が治療を進めるにあたり大きな経済的不安を抱えている現状が窺える。
同商品は治療費はもちろん、治療時にかかる交通費や宿泊費、薬代、その他将来発生する出費など使い道は自由で、極度額(100万円)の範囲内で繰り返し利用できる。さらに、普通預金残高と同額のローン残高には金利が一切かからない「預金連動型」の商品のため、普通預金に預け入れるだけでローン利息を軽減することが可能とのこと。
同社は「不妊治療を望まれている方々に、お金の心配なく希望通りの治療を受けていただきたいと願い本商品を開発いたしました」としている。