ナナオは、ヘッドホン接続時にバーチャル5.1chサラウンドを実現し、1秒間に120フレームの倍速表示に対応した23型フルHD(1,920×1,080)対応液晶ディスプレイ「EIZO FORIS FX2301TV」を発表した。6月24日より発売され、価格はオープンだが、同社直販Webサイト「EIZO Direct」の販売価格は99,800円(7,000ポイントのエコポイント対象)。

「EIZO FORIS FX2301TV」(フィーバーレッド)

バーチャル5.1chサラウンドでは、ドルビーデジタルおよびドルビープロロジックIIデコーダを搭載し、さらにバーチャル処理を加えることにより実現している。サラウンドモードには、音がどこで鳴っているのかがわかりやすい「ゲーム1」、適度に残響を加えた「ゲーム2」、長い残響効果があり、低音の強調を加えた「ムービー」の3つがあり、切り替えて利用できる。また、2W+2Wのスピーカーも搭載する。

120フレーム/秒の倍速表示は、ゲームやテレビ放送の60フレーム/秒に対し、EIZO独自の画像処理でフレーム間に中間フレームを生成し実現している。標準で地上デジタルチューナーも搭載している。カラーモードは、Powerモード、ゲームモード、スタンダードモード、シネマモード、カスタムモードの5種類を搭載し、付属のリモコンで切り替えが可能。

インタフェースは、映像系がDVI-D×1(HDCP対応)、HDMI×2、D-Sub×1、D5端子×1、D5端子/コンポジット(D端子優先)×1。音声系が、ステレオミニジャック(入力)×2、RCA(入力)×2、ステレオミニジャック(出力)×1、ヘッドホン×1。

背面(ワンダーブラック)

側面(フィーバーレッド)

付属のリモコン

おもな仕様は、視野角が水平160度、垂直160度、最大輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(コントラスト拡張有効時は2,000:1)、応答速度は3ms。外形寸法はW547×H445×D275mm、重量は約9.1kg。

サウンドジャケットのカラーには、標準でフィーバーレッドとワンダーブラックの2色があり、オプションのサウンドジャケットを購入(1色あたり2,980円)することで、アクティブブルー、ディライトイエロー、ディアブラウンに変更できる。

オプション品のサウンドジャケット装着時。左からアクティブブルー、ディライトイエロー、ディアブラウン

なお同社では、新製品の発売を記念して、6月10日~8月1日にEIZOの直販Webサイト「EIZO Direct」、および直営店の「EIZOガレリア銀座」で「EIZO FORIS FX2301TV」を購入(予約)したユーザーに、好みのサウンドジャケットを1つプレゼントするキャンペーンを実施する。

また、「EIZO Direct」、および「EIZOガレリア銀座」では、BOSEヘッドホンをセットにしたモデル(109,800円)も販売する。個別に購入する場合に比べ、10,790円お得だという。