その年の最も素敵なお父さん(ベスト・ファーザー)に贈られるイエローリボン賞が8日、東京都内のホテルにて行われた。
同賞は6月第3日曜日の「父の日」を記念し、「父親への感謝」と「お父さん頑張って」と応援する気持ちを黄色いリボンで表す「黄色いリボンキャンペーン」の一環。1982年から始まり、今年で29年目を迎えた。
受賞したのは、総務大臣・衆議院議員の原口一博さん、みんなの党代表・衆議院議員の渡辺喜美さん、ニトリ社長の似鳥昭雄さん、青山学院大教授の榊原英資さん、俳優の佐藤隆太さん、アルピニストの野口健さん。政治部門から2名、経済、学術・文化、芸能、スポーツ部門から各1名の計6名が選ばれた。
原口さんは「子供たちの目の前に広がる可能性は無限大。一人ひとりの真心を太陽のように降り注げば多くの花を咲かせてくれる」と会場に華を添えた。渡辺さんは「(自民党を離党して、全国各地で街頭演説をしていた頃)渋谷駅のハチ公前で高校生だった娘を見かけて本当に驚いた。ぐっと涙が出るのをこらえてその場はどうにかやり過ごしたが、あれは感動しましたね」と娘とのエピソードを披露。家では「一緒にいられる時は、子供とご飯を食べるのが至福の時です」と相好を崩した。
佐藤さんは昨年11月に愛娘が誕生。新米パパとしての受賞となった佐藤さんは「明らかに守るべき存在が増えた。娘の顔を見ると気合が入って、今日も一日仕事を頑張ろうという気持ちになる。新米パパの僕ですが、このような賞をいただき、心から感激しています。娘と妻にベスト・ファーザーじゃないと言われないように頑張りたい」と抱負を述べた。