韓国ZALMANは今年のCOMPUTEXではブースは設けておらず、Grand Hyatt Taipeiのプライベートルームで製品を紹介していた。
同社の製品としてはちょっと異色なのが、5インチベイ内蔵タイプの電力計「ZM-PCMC1」。メーターは3つで、それぞれに4ピン×2、6ピン、8ピンの電力ケーブルが繋がれており、各ラインの電流・電圧から、CPUとグラフィックスカードの消費電力を表示することができる。8月の発売予定で、価格は7,000円前後となる見込み。
VGAクーラーの新モデルは「VF3000F」。すでに発売済みの「VF3000A」と同様のデュアルファンクーラーだが、こちらはGeForce GTX 480/470専用となる(製品名の"F"はFermiのF)。ちなみに別バージョンで「VF3000N」というモデルもあり、GeForce GTX 285/275にはこちらが対応する。
CPUクーラーでは、「CNPS9900MAX」が登場。同社の製品ではすでに「CNPS10X」シリーズが出ており、「CNPS9900」シリーズは旧世代になるが、新たに高性能なヒートパイプを採用したということで、最高クラスの冷却性能を実現した(冷却能力は280Wとか)。8月の発売予定で、こちらの価格は9,000円前後となる見込み。
冷却ファンの新モデル「ZM-SF3」は、ブレード形状が特徴的な静音ファン。"Shark's Fin Blade"(サメの背びれ)と名付けられており、これには風量を増加させる効果があるとか。7月の発売予定。
比較的早い時期から3Dモニターを販売していた同社として、最大画面のモデルとなるのが24インチの「ZM-M240W」。同社の3Dモニターは偏光式であり、NVIDIAのようなシャッター式に比べると解像度は下がってしまうが、一方で3Dメガネが低コストになるというメリットもある。価格は65,000前後で、7月の発売予定だ。