位置情報関連iPhone・iPadアプリを紹介 - 「Geomedia meets iPhone #02」

ジオメディアサミット運営メンバーの有志が主催する、位置情報関連iPhone・iPadアプリの紹介イベント「Geomedia meets iPhone #02」が6月4日に開催された。第2回目となる今回も様々な位置情報を活用したiPhoneアプリが紹介された。

古地図を見ながら街を探索「こちずぶらり」

「こちずぶらり」は、ATR-Promotionsが提供する地図アプリ。価格は350円。

江戸時代などの古い地図(古地図)とGPS情報を対応させることで、古地図上に現在地が表示されるというもので、アプリを起動させて歩けば、古地図上でアイコンが動き、古地図の中を歩いている感覚を味わえる。人気テレビ番組のブラタモリと「同じような体験ができる」(大塚氏)とのこと。

地図データを取り込んでいるため、当初ファイルサイズが大きくなってしまう問題があったが、Web上のデータを読み込むように変更してサイズを縮小したという。加えて、Googleマップと古地図の表示を切り替えられるように改善。今後も、古地図データを充実させていく予定だ。

世界地図上に大きな三角形を描く「geotrion」

続いて紹介されたのは、アルケミアなどによるプロジェクトであるGame Complexが提供している「geotrion」。地図上で他のプレーヤー2人と協力して"三角形"を作り、その面積を競うゲーム。実際に街を移動して楽しむ「Foursquare」などのアプリとは異なり、その場から動かなくてもゲームに参加できるのが特長だ。

英語によるインタフェース、シンプルに楽しめるルールと、全世界で使われることを意識したアプリとなっている。さらに、Twitter IDでログインが可能で、Twitterのアイコンを用いてプレーできる。価格は450円となっている。

mattyogirlsが愛用アプリを紹介

3番目に登場したのは、女性だけで構成されるモバイル・レポーター集団のmattyogirlsの4人。街を調査する際などに愛用している位置情報関連アプリを紹介した。以下、紹介された主なアプリ。

「GPS MapCard 2」は、GPS機能により、撮った写真と位置情報を一緒に保存できるアプリ。価格は350円。

「GPS Photorino」は、GPS MapCard 2と同じく写真と位置情報と組み合わせるアプリ。日時やメモを加えることが可能だ。価格は350円。

「Trip Journal」は、旅の軌跡や、写真・コメントを組み合わせて旅行記を作成できるアプリ。価格は115円。

「junaio」は、「セカイカメラ」と同様のAR(拡張現実)を用いたアプリ。Facebookへの投稿や、3Dコンテンツをカメラ越しに重ね合わせることが可能。価格は無料。

*　　*　　*

「Geomedia meets iPhone」は、月1回のペースで開催されるiPhone・iPadアプリの紹介イベント。発表希望者は随時募集中とのこと。