NECは8日、13.3型ワイドノート「LaVie M」シリーズの2010年夏モデルを発表した。ラインナップとして、「ワイヤレスTVデジタル」ユニットおよびIntel Celeron SU2300採用の「LaVie M LM370/BS」、Intel Celeron SU2300採用の「LaVie M LM350/BS」に加え、LM530の後継機にあたるIntel Core i3-330UMとWiMAX搭載の「LaVie M LM550/BS」がある。
店頭予想価格は、LM550/BSがが120,000円前後、LaVie M LM370/BSが125,000円前後、LaVie M LM350/BSが100,000円前後。発売はそれぞれ6月中旬予定。今回、全モデルに最新版のOffice Personal 2010が搭載されている。カラーバリエーションは、いずれもグロスレッド、グロスブラック、グロスホワイトの3色展開。
「LaVie M LM550/BS」
LM550/BSは、従来機であるLM530対しCPUが強化され、Intel Core 2 Duoに代わり、超低電圧版のIntel Core i3-330UMを搭載。また、Lバッテリを標準で添付することにより、最長約10.5時間のバッテリ駆動が可能になっている。また、他のPCとUSBケーブルで接続するだけで、手軽にデータ転送ができる「USB Duet」機能を搭載。接続すると、相手PCに新しいドライブが現れるので、それを使ってデータをやり取りできる。
主な仕様は、CPUがIntel Core i3-330UM(1.20GHz)、チップセットがMobile Intel HM55 Express。メモリがPC3-6400 2GB(2GB×1、最大8GB)、ストレージはSATA HDD 320GB。グラフィックスはIntel HD Graphics(CPU内蔵)で、ディスプレイとしてWXGA(1,366×768ドット)表示対応の13.3型ワイド スーパーシャインビューLED液晶を採用。光学ドライブはなし(別売)。OSはWindows 7 Home Premium(64bit版)。
「LaVie M LM370/BS」「LaVie M LM350/BS」
LM370/BSは、無線LANを使って地上/BS/110度CSデジタルTV放送の視聴・録画が可能な専用ユニット「ワイヤレスTVデジタル」を同梱。LM370/BS、LM350/BSとも、「USB Duet」機能を採用している。
LM370/BSおよびLM350/BSの主な仕様は、CPUが超低電圧版のIntel Celeron SU2300(1.20GHz)、チップセットがMobile Intel GS45 Express。メモリがPC3-6400 2GB(2GB×1、最大8GB)、ストレージはSATA HDD 320GB。グラフィックスはMobile Intel GMA 4500MHD(チップセット内蔵)で、ディスプレイとしてWXGA(1,366×768)表示対応の13.3型ワイド スーパーシャインビューLED液晶を採用。光学ドライブはなし(別売)。OSはWindows 7 Home Premium(64bit版)。
インタフェースはHDMI、D-Sub、USB 2.0×3(うち1基はパワーオフ充電機能付き)、USB Duet専用USBポート、SD/SDHC/SDXCメモリカードスロット。オーディオ機能は、マイク入力、ヘッドホン/ライン出力、内蔵ステレオスピーカー(1W+1W)、Intel High Definition Audio準拠。ネットワーク機能は、10/100/1000BASE-T対応有線LANは共通で、ほかにLM550/BSではIEEE802.11a/b/g/n対応無線LANとWiMAX、LM370/BSではIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、LM350/BSではIEEE802.11b/g/n対応無線LANがある。
サイズは共通でW330×D220×H27.0~30.5mm、重量はLM550/BSが約1.79kg、LM370/BSが約1.62kg、LM350/BSが1.61kg。バッテリ駆動時間は、バッテリ(M)の場合が、LM550/BSが約5.0時間、LM370/BSが約4.9時間、LM350/BSが約5.0時間。バッテリ(L)の場合は、LM550/BSが約10.5時間、LM370/BSが約10.3時間、LM350/BSが約10.4時間。
なお、同社が運営する直販サイト「NEC Direct」では、Mobile WiMAXモジュールの追加やメモリの追加、光学ドライブの購入などのカスタマイズが可能となっている。